野球の試合は長すぎてつまらん。
「ちょっとした野球好き」程度の僕では、プロ野球の試合をじっと眺めているのはぶっちゃけ苦痛です。
今回の記事の内容は以下の通り↓
・1試合の平均時間は?
・なんで野球の試合はこんなにも長くつまらないのか?
・どうにか楽しむ方法はあるのか?
「試合がどのくらい長いのか知りたい」
「ファンだけど野球がつまらん」
「子どもと一緒に観戦を予定しているが、子どもが飽きないか心配している親」
上記のような人向けの記事になっております。
プロ野球の平均試合時間は「3時間ちょい」
プロ野球の平均試合時間はだいたい「3時間~3時間半」が平均となっています。
2022年のデータによると、9回までの試合は3時間9分、延長も含めると3時間14分だそうです。
いやぁ~長い長い。短めの映画なら2本見れちゃいます。
「日本人の野球離れ」とか言われてますが、そもそも3時間もぶっ通しで見て退屈しないコンテンツなんてほとんど無いとも思います。
野球史上一番長い試合は「6時間26分」
ちなみに日本プロ野球の試合で最長は1992年9月11日に行われた阪神タイガース対ヤクルトスワローズの試合です。
試合は延長15回まで行われ、最終的に「6時間26分」と歴史的な長さになったみたいです。
きっと観客も選手もヘトヘトで家に帰ったことでしょう(笑)
なぜ野球の試合はつまらなく感じるのか?
そもそも試合が3時間以上あるので普通に見てたら退屈だと思うのも当然のことでしょう。
しかし、野球ならではの退屈ポイントも沢山あり、それが野球観戦のつまらなさを加速させています。
攻守交代が頻繁にある
みなさんご存知の通り、野球は9イニングの中にも(表)と(裏)があり、攻撃チームと守備チームが入れ替わります。
少年野球や高校野球ではみんな全力ダッシュしてすぐチェンジが完了しますが、プロともなれば投手の入れ替えアナウンスだったり投球練習だったり、グラウンド整備が念入りに間に挟まれるので、時間がかかります。
なお、甲子園では平均2時間~2時間半で試合が終わるそうです。プロも甲子園も同じ9イニングですが、平均して1時間ほど違います。プロはいかに間延びしたペースで試合が進んでいるのか分かりますね
そして攻守交代は「野球の勝敗とはまったく関係のない時間」。
緊張感も無く、野球において一番退屈を感じるタイミングとも言えるでしょう。
インプレー中の時間は実はそんなに長くない
他のスポーツを見ていて思ったのですが、バスケでもサッカーでもボクシングでも、休憩時間以外はずっとプレー中であることがほとんど。
ちょっと目を離した隙に試合が動くし、勝敗の決定打となる「熱いタイミング」がいつ来てもおかしくない。その緊張感があるからこそスポーツ観戦は楽しめるのではないかと個人的に思っています。
一方野球では、攻守交代をはじめとして、「ファウルボール」「バッターによるタイムストップ」「ヘルメットの着脱」「手袋の着脱」「代打」「代走」「ピッチャー交代」など、挙げればキリがないほど試合が中断されるタイミングが豊富です。
プレー中以外の時間が長すぎるのも野球観戦がつまらないと感じる要素の1つでしょう。
ピッチャーの投球ペースが遅い
・キャッチャーの出すサインにピッチャーが首を振る
・投球するたびにロジン(マウンドに置いてある白い粉)をぱふぱふする
・セットポジションに入ってから投球までの長さ
などなど、ピッチャーは自分の好きなように投球ペースをコントロールすることが可能です。
「もっと早く!ぽんぽん投げて!試合が動くシーン早く見たい!」と言うのは簡単ですが、実際にピッチャーをやってみるとそう簡単ではありません。
疲れて息が上がっていればコントロールは乱れて良いピッチングなんて不可能ですからね。
観客のことなど考えず、時間たっぷり使って一球入魂した方が良いパフォーマンスが出せるという訳です。こればっかりはしょうがない部分でもあるでしょう。
メジャーは試合時間が短い
ちなみにですが、日本プロ野球の平均が3時間超えに対して、メジャーの試合時間の平均は2時間40分と大幅に短くなっています。
その理由はズバリ「ピッチクロックルール」の導入です。
内容は以下の通り↓
・投手はボールを受け取ってから15秒以内に投球しなければいけない
・けん制は2回まで(3回目でアウトに出来なかったらボークになってしまう)
・バッターはピッチクロックが残り8秒になる前に打撃体勢に入らないといけない(やたら長いルーティンの禁止)
・バッターのタイムは1回まで
これらのルールを破ると、大谷翔平にケツバットされます
冗談です。
ともあれ、メジャーでは投手・打者共に時間制限が設けられたので、試合全体の平均時間も大幅に短縮された、ということです。
特にけん制2回まで(3回目でアウトに出来なければボーク扱い)のルールのせいで盗塁の数が飛躍的に増えたようで、ピッチャーにとっては苦しいルールですが、観客目線ではめちゃくちゃ見やすくなる調整です。
ピッチクロックルールには里崎さんも大賛成だそうですね。
野球観戦を飽きずに楽しむ方法
ここまで「野球は退屈でつまらない」というお話しをしてきました。
ですが、僕は決して野球アンチじゃありません。
プロ野球はそもそも3時間も4時間も集中して観るもんじゃない、というのが僕の見かたです。
ということで僕のように集中力のない飽き性でも野球を楽しく観る方法を紹介していこうと思います。
野球観戦「以外」のことをする
ぶっちゃけこれが全てだと思います。
飽き性の僕ですが、平均レース時間が4~5時間とも言われる「ツール・ド・フランス」(自転車レース)は最初から最後まで観ていられます。
理由は簡単で、レース観戦以外のことをしているからです。
例えば、
・オンラインゲームをしながら
・ご飯を食べながら
・お風呂に入りながら
などなど。
〇〇しながら、観戦すれば長時間のレースもまったく苦ではなくなります。
適当に流し見をしつつ、「好きな選手がアタックを掛けるシーン」や「ラストスパートの攻防」などレースが一番”熱い”タイミングだけしっかりと見る。
これだけでスポーツ観戦は最高のひとときになります。
ただし、野球においては球場で観戦以外のことをする雰囲気じゃないので、ネット視聴やスカパー!限定ではありますね。
お酒を飲みながら観る
スポーツ観戦にはアルコールが欠かせません。
果たして野球が好きなのか。お酒が好きなのか。
分かりませんが、退屈な試合もお酒を飲んでいればなんか楽しかったりします。
顔真っ赤にしてビール片手にヤジを飛ばしているおっちゃんが、なんだかんだ一番野球を楽しんでいるかもしれません(笑)
賭ける
※野球に限らず、日本国内での賭博は法律で禁止されています。
僕は甲子園が大好きです。
なぜなら、高校球児たちの全てがかかっているから。
僕自身野球をやっていたのでなんとなく分かりますが、本当に心の底からプロ野球選手になれると思って練習している人は少数派です。
高校生にもなれば、その現実は自分でもなんとなく分かっていることでしょう。
だから、ほとんどの球児にとってのゴールは「甲子園」。
高校生のうちからプロ入りした後のことを考えるのは、それこそ大谷翔平クラスの天才だけ。
「この試合で潰れても良い」
甲子園の、野球人生を賭けた試合は最高に面白いエンターテイメントです。
そういった意味ではプロ選手も毎試合「プロ人生」がかかっていますが、「1試合に賭ける想い」では甲子園の方がよっぽど重みがあり、楽しい野球観戦と言わざるを得ないでしょう。
そこで僕が楽しむ方法として、自分で何かを賭ける。ということをしています。
例えば、
・大谷がホームランを打ったら焼肉を食べに行く
・大谷がホームランを打たなかったら1000円貯金する
・友人と酒を飲みながら試合を観て、賭けに負けた方がおごりで〆ラーメン
などなど。
金銭を賭けた賭博は違法ですが、食事やタバコなどの一時の娯楽に関するものであれば大丈夫なようです
まぁ、プライベートであればお金を賭けてる人も居ると思いますが、水原一平氏のようになりたくなければ他人と直接のお金の取引はやめておくと良いでしょう。
ともかく、自分が何かしら賭ければ楽しめるということですね!
まとめ
以上、野球がつまらないと感じる理由と、野球観戦を楽しむ方法についてでした。
各球団マスコットキャラクターが居たり、レクリエーションなどで飽きずに見てもらう工夫はしているようですが、3時間も椅子に張り付いて見るのはどうしても無理があると言わざるを得ないでしょう。
今回紹介した方法で少しでも野球を楽しめる人が増えたら嬉しいです。
子どもと一緒に現地で観戦を予定しているが、子どもが飽きないか心配している方は「キッズスペース」の利用などを検討してみてください!