指入れるところが5個あるんだから一本ずつはめるのが当たり前。
そう考えて野球をやっていた私は中学に入ってチームメイトがグラブの小指に2本指をつっこんでるのを知って、カルチャーショックを受けました(笑)
最初はふざけてるのかと思いましたが実はちゃんとした理由があったので、今回は野球グローブの嵌め方について紹介したいと思います。
小指に2本入れるメリット・デメリット
・まず一つ目のメリットはグローブの小指部分に手の小指と薬指を2本指すと力が入りやすくなり、グローブの開閉がしやすくなります。
・2つ目のメリットは、小指部分に2本入れることによって、中指・人差し指も1本ずつズレるので捕球するポケットに本来あったはずの人差し指がいなくなります。
つまりポケットの深さが広がるのでより確実に捕球することが出来るというメリットがあります。
・3つ目のメリットは捕球面に指の力が入ると浮き上がってきてしまい、グラブが型崩れしてしまうのを防ぐという効果があります。
・あとはボールを取った時に指が痛くならないというのも当然ながらあります。主にキャッチボールの時などですね。
小指2本指しの効果はこんなところですが、ポロリしちゃったり弾いたりする確率が減るというのは特に大きなメリットと言えるでしょう。
逆に2本刺しのデメリットですが、当て取りが出来なくなるという点です。
普段から当て捕りをしている内野手の方は掴み取りに変えるか、今まで通りにしておきましょう。
外野手の小指2本入れ
外野手で当て取りをすることはあまり無いと思うので、小指2本入れのデメリットはほぼ無く、確実に捕球が出来るようになるというメリットしか残りません。
こだわりのある選手以外はこの2本指しスタイルのほうが主流なので、特に理由がなければこのはめ方にすることをオススメします。
そもそも外野に飛んでくる打球は内野に比べて弱いので、5本指でやってても弾いたりすることはほとんど無いですよね?
なのでグラブの嵌め方を指導されたことも気にしたことも無く、中学に入ってカルチャーショックを受けた訳ですが・・・
とにかく一度ためしてみてどうしても違和感があるとか、つかみにくいなと感じたら戻せば良いだけの話です。
内野手の小指2本入れ
内野手の場合は先ほど言ったように当て取りがやりにくくなりますし、ポケットが深くなるということは捕ってから投げるまでの速度がほんの少し遅れることになるので、2本入れで使ってる選手のほうが少数派かと思います。
しかし打球のスピードが速いメジャーでは内野手でも2本入れで使ってる選手も多くなっていると聞くので、内野手だから絶対にやってはいけないという事でもありません。
当て取りでほんの少し送球が早くなってアウトに出来る数と、弾いてしまってアウトに出来なかった数のバランスを考えて掴み取りも検討してみるのも良いかもしれませんね。
プロ野球レベルじゃなくてもファーストやサードなど強い打球が飛んできたり、確実に捕球することが優先されるポジションでは特に効果的です。
まとめ
以上、グローブの小指2本入れのはめかたについてでした。
まとめると、ほとんどの場合はメリットのほうが大きいが、内野手は考える必要があるといった感じです。
外野の方に特にオススメしたいグラブのはめかたですので是非やってみて下さい!