最近、子供が野球をやり始めたのでグローブを買ったが、グラブが硬くて上手くとれない…
という方や、
形が悪くてボールがぽろぽろこぼれてしまうという方向けに
「子供用グローブの型付け方法」について話していこうと思います!
子ども用グローブには2種類ある
と、その前に一番大事なことを言っておきますが、子供用のグラブは
・「合成皮革(合皮)」
・「天然皮革(本革)」
基本的にこの2種類があります。
この2つはまず値段からして違うので、買う時にすぐ分かると思います。
(合皮は2000円~くらいの安いものですが、本革はだいたい1万円以上はします。)
そして、合皮なのか?本革なのか?で型付けの方法も違ってくるので、まずは使っているグローブがどっちの素材なのか確認しておいて下さい。
合皮の場合
※筆者は合皮のグローブを持っていないので調べた情報で申し訳ありませんが…
合皮の場合は残念ながら型付けという概念はないそうです。
素材の性質上、ある一定以上は伸縮しないので「ポケット」と呼ばれる捕球面の深みをつけることが難しいです。
グラブ開閉をする時の折り目もつきにくく、購入した時の形のまま使っていくことになるそうですね。
その代わり、元からやわらかいのでキャッチボール程度なら問題なく使えるでしょう。
どうしても硬いようならほぐすように揉むと柔らかくなっていくみたいですね。
保管する時は、グラブの中にボールを挟んでぺちゃんこにならないようにしましょう!
合皮の型付けのような手入れはこのくらいしか出来ないそうです。
本革の場合
本物の皮の場合は、大人用のグローブと同じようにやればちゃんと形が作れます。
というか型付けをしないと捕球面が浮いてきたり、ポケットが無かったりで逆に取りにくいグローブになってしまうのでちゃんとやっておきましょう!
一般的な型付け方法は、
①型付け用のオイルスプレーを吹きかけて柔らかくする
②親指の付け根や小指の付け根あたりを、折り目を付けるように揉んだりハンマーで叩いたりする
③型付け用ハンマーや、野球ボールを捕球面に打ち付けてポケットを作る
④ボール(出来ればすこし大きめの)をグローブに挟み、保形ベルトやひもなどで縛って保管する
⑤ひたすらキャッチボール
上記の通りです。
特に②の、グラブの開閉をスムーズにする手順は入念にやっておかないと、小学生は握力が弱いので変な力が入っちゃって上手くとれません。
一応、道具を使わない型付けの方法もあるので、なるべく安く済ませたい方はそちらもご覧ください→グローブの型付けに道具なんていらない
小指に2本入れてグラブを使う
これは型付けとはちょっと違いますが、特に本革を使ってる子供にオススメのグラブの使い方です。
やり方は、
グラブの小指部分に2本入れ、中指・人差し指も1本づつズラしてはめるだけ。
こうすることでグローブの開閉がしやすくなるので握力の弱い小学生はとても捕りやすくなるはずです。
5本指を入れてやってると握力が弱いうちはどうしてもグーを握り込むような力の入れ方になってしまって捕球面が浮いてきちゃうので、それをふせぐという意味でも小指2本入れはオススメです。
あまり野球をやったことがない方は意外に思うかもしれませんが、外野手は小指2本入れがむしろオーソドックスなグラブの使い方なので是非やってみて下さい!
内野手の人や、普通にはめろと指導された人は5本指ではめてても「握るのではなく、小指と親指で挟むようなイメージ」でとることを意識してみて下さい。
それだけでも型が崩れる原因が減るはずです。
まとめ
以上、子ども用グローブの型付けについてでした!
まとめると、
・子ども用グローブには合皮と本革の2種類ある
・合皮グラブはほとんど型付けが要らず、柔らかくしたかったら揉むくらい
・本革グラブは大人用と同じように型付け、お手入れする
・型崩れ対策に小指2本入れがオススメ
といった感じですね。
今回「子ども用グローブ」とまとめて言いましたが、合皮グラブと本革グラブではまったく異なる物と考えて良いでしょう。
値段が安く、形もつかない合皮グラブは親子でキャッチボールしたり、小学生低学年くらいまでが限度です。
本気で学童野球・少年野球を始めるとなったら本革のグローブを用意するのが普通なので、いざ使い始めた時に型崩れしちゃわないよう、最初に型付けをしてあげましょう!