グローブの型付けに道具なんていらない

グローブの型付けに道具なんていらない

野球グローブの型付けと言えば、ハンマー・オイル・型付け用ベルト・型付け用ボールなどを買ったり、プロの職人に湯もみをしてもらうなどなど、何かとお金がかかるイメージがありますが、安く済むならそれに越したことはありませんよね?

 

なので今回は道具なし自宅で出来るグラブ型付けのやり方をご紹介します。

 

道具なしでグローブの型付けをする手順

なるべくお金がかからないやり方をご紹介します。

 

※尚、今回の記事を書くに当たって多くのメジャーリーガーのグラブを型付けしてきた麻生茂明さんのやり方を参考にしていますので、メジャー流の型付けをそのまんまやりたい方は彼の動画もご覧ください。

 

 

1.柔らかくしたい部分にお湯を掛ける

新品のかたいグローブなどは、型付けをする前に柔らかくしないといけません。

型付け用のオイル(グラブを柔らかくする為のオイル)が市販されているのでそれを使うのが手軽ですが、今回は道具なしの方法なのでお湯を使います

 

 

まず温度60~70°ほどのお湯を鍋などで沸かしてください(ギリギリ手で触れるくらい)

 

そしたらお湯をタオルなどに染みこませて吸い上げ、柔らかくしたい部分に押し当てましょう

 

場所は主に親指の付け根小指の付け根など新品だと硬くてどうしようもない所に浸透させるようにすると良いです。

 

この方法は湯もみに似てますが、少しだけ柔らかくするだけなので、湯もみと違って失敗して大きく型崩れするというようなリスクも少ないです。

ですが、やはりお湯を使うのが怖いという方はプロに頼むかオイルを塗る程度にしておいたほうが無難ですね。

 

 

2.叩いて形を作る

お湯をかけて柔らかくなったら、あとは普通に理想的な形になるように叩いたり伸ばしたり折り目をつけるようにしていきましょう。

 

具体的な場所は先ほど言った親指の付け根、小指の付け根や、ポケットの部分を叩いたりといった感じですね。

 

これも同じく型付け用のハンマー、パンチャーなどを使った方が楽ですが、手の甲で叩いたり、にぎり拳でつぶしたりで代用しましょう。

 

ポケットを作る時はボールを何度も叩きつけたりするのも良い感じです。

 

 

3.グラブにボールを入れてひもで縛る

これはどちらかというと型付け後の保管方法といった感じですが、グローブの中にボール(できればソフトボールなど少し大きめの球体)をポケットの部分に入れてひもで縛って固定しましょう!

 

型付け用のベルトなどがあれば楽ですが(以下略

 

代用品としては靴ひもが一番身近なものかな?と思いますが、グローブを傷つけないひも状のものならなんでもokです。

 

ぐるぐる巻きにして結んでおきましょう。

 

 

4.あとはひたすらキャッチボール

以上までである程度使えるようになったはずなので、あとはひたすらキャッチボールをして型を作っていきましょう!

結局のところ人によって手の形は違うので、実際に手にはめて使わなければ自分が一番使い易いグローブにはなりません。

 

今回紹介した方法は道具なしの型付け方法でしたが、道具を使った場合でも最終的には実戦で形を作っていくのが最善の方法です。(プロもそう言ってる)

 

 

ちなみにグラブが硬いうちから使っていると捕球面が盛り上がってシワになってしまうことが多々あります。

これはグラブを閉じるときに、全ての指をグーに握り込むような力の入れ方をするとなり易いので親指と小指で挟み込むようなイメージで握るようにしましょう!(特に小学生野球では握力がないのでこの握り方になりやすい)

 

グローブの小指部分に小指と薬指を2本刺すようにハメて、キャッチボールなどをすれば型崩れもしにくいのでオススメです。

 

特に外野の選手などはこの2本刺しスタイルがメジャーになってきているのでこの機会に試してみてはいかがでしょうか?

 

 

まとめ

以上、道具を使わずにグローブの型付けをする方法でした。

 

手順をまとめると、

1.お湯で柔らかくする
2.叩いて形を作る
3.保管する時はボールを挟んで紐でまく
4.ひたすらキャッチボール

以上の通りです。

 

自宅でも簡単に出来るので新しいグローブを買ったらやってみて下さい。