先日道具を使わずにグラブの型付けをする方法の記事を書きました→グローブの型付けに道具なんていらない
確かにそのやり方なら確実かもしれませんが、どうしても時間がかかってしまうというデメリットもあります。
なので今回は、ドライヤーを使ってグローブを手っ取り早く柔らかくする方法をご紹介したいと思います!
新品のグローブを買ったばかりで、折り目を付ける事すらままならないという方は是非お試しください
まずはオイルを塗る
まずはグローブの型付け用のスプレーオイルを塗りましょう。
軟化剤というやつですね↓
一か所に大量にかけてしまうと、シミになってしまうのでまんべんなく吹きかけて下さい。
ここまでは普通の型付けと同じです。
スプレーだけでもある程度は柔らかくなるので、そのままハンマーで叩いたり揉みこんだりするオーソドックスな型付けでも問題ありませんが、今回はなるべくスピーディーに柔らかくさせたいのでドライヤーを使います↓
ドライヤーで温める
オイルをぬったらドライヤーの温風で温めましょう。
ここで注意して欲しいのは、ドライヤーの温度です。
ドライヤーのメーカーによって温度は天と地ほどの差があるので、本当に気を付けて下さい。
温度が高すぎると革が縮んでしまい、二度と元に戻らないこともあります。
「ドライヤー強で直接当て続けても問題ない」と言っている人のドライヤーは恐らくそんなに温度が高くならないやつですので鵜呑みにせず、適切な温度で温めて下さい。
目安は、自分の手に当て続けても耐えられるくらいの温度です。
(特に古いドライヤーはめちゃくちゃ熱くなるので注意)
そしたら5~10分ほど温めます
革は温めると柔らかくなる性質を持っていますので、簡単に型付けが出来るようになっているでしょう。
あとは親指の付け根、小指の付け根を折り曲げたり、捕球面を型付け用のハンマー、パンチャーでパンパンしたり普通に形を作っていきます。
型付けが終わったら、グラブに大きめのボールを挟んで保形ベルトやひもなどで固定して完了です。
ドライヤー以外で温める方法
ドライヤーを使う目的は温めることなので、グローブを痛めずにあたたかく出来れば何を使っても構いません。
例えばコタツの中で温めたり、夏場なんかは車のダッシュボードに置いといても温まってくれるのでオススメです。
他にはオーブンの中で温める方法もあるみたいですが…こんがり焼けちゃいそうなので流石にやめといた方がいいです。
そんなに急がないのであれば、先ほど言った通り型付け用オイルだけ使って温めずにもみほぐしたりしても十分柔らかくなります。
まとめ
以上、簡単ですがドライヤーを使ってグローブを柔らかくする方法でした。
まとめると、
・オイルを塗ったあと、ドライヤーなどで温めると手っ取り早く柔らかくなる
・ただし、温度が高すぎるとグラブが傷んでしまうので要注意
といった感じです。
特に硬式用の硬いグローブなど、なかなか柔らかくならないグラブを使い始める時にオススメの方法です!
そしてこれも毎回言ってますが、最終的にはキャッチボールやノックなど、実際に使って形を作っていくのが最善の方法です。
プロと違って毎年グラブが支給されるわけでもないので、なるべく長期間使える良いグローブに仕上げる為にも型付けのやりすぎには注意しましょう!